皆様こんばんは! 「鎌倉から世界水準の歯科治療を!」の湘南鎌倉歯科・矯正歯科の千原です!
本日はくれなゐ塾50期ラストの研修に参加してきました!
主な内容はPreparation; 形成〜印象
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なんの事やら、、、 もしも大事な歯がある程度以上の虫歯になった時、歯の神経が無くなった時などは補強(帯環効果を期待し) として被せ物(クラウン)を最後に装着するのが原理・原則です。
患者様からすると「歯を削られた!」「元の歯が小さくなった!」とお思いになる方もいるかもしれませんが、我々はそれ以上に「今後この子(歯)をどうやって機能と自然(審美というのはおこがましいので)に保っていくか?」と集中します。
そして天然の歯に「劣らぬような修復」をどうやって行うか?が今回のメインテーマでした!
虫歯の治療をすること=「代換の材料を入れること」と私は認識しております。
天然の歯に勝るものは現在有り得ないと考えております。
ですので当院では初期〜軽度の虫歯であっても「如何にして削らないように手入れをするか?」=「虫歯の進行を止めるor慢性化にする」ことを常に日頃大切にしております。
本日の研修内容は如何にして被せ物(クラウン)を
「精度を上げるか!!」
といった内容でした。我々は常に被せ物、詰め物、入れ歯が「適合良くする為にはどうするか?」と考えて診療を行っております。
今から10年以上前に身内が麻布で働いている時にそこの先生から教えられた言葉があります。
「マージンは0か100か。 そこが全て」と
マージンというのは我々の世界でいう「接着面:被せものと天然歯が合わさるところ」です。
そこがもし「微細なずれ」「微細な不適」、、、などがあると
「接着に使用した材料が漏洩」するリスクが大きくなります。
「漏洩」→「接着剤の崩壊」→「被せ物脱離」or「虫歯(二次カリエス(二次う蝕))と。
今回の研修では電動歯ブラシや音波歯ブラシの危険性についても示唆しておりました。
通常診療の流れからすると、
1.形成(歯の形づくり=適合良いクラウンを作製するために)
2.印象採得(歯の型をとる:どんな材料であれ収縮する)
3.模型作り(主に石膏を採得した歯型に流し込む作業: 石膏の膨張)
4.クラウン?製作(ロストワックス(鋳造)法による金属若しくは流し込みorCAD/CAMによるセラミックス)
5.直接口腔内での調整
と一般的な流れです。 ただ「物を作る以上」この過程で「膨張・収縮」と適合が良いクラウンなりインレー(詰め物)を作製する事はとても難儀な事です。
(CEREC system は別とする)
意外と患者様の「見えない部分での努力」がその出来た製作物の精度に関わってきます。
当院では今後も診療理念の元に仕事を行っていきますので今後ともどうか宜しくお願い申し上げます!
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