皆様こんばんは! 本日は歯科医療におけるゴッドハンドの和歌山県立大学口腔外科の藤田教授の勉強会に参加してきました!!
いや〜、青ざめますね、、、 様々な勉強会で神経損傷や合併症に対する処置を聞いていても青ざめます。。。
まとめ (多少チハラの脚色入ります)
1)2~3ヶ月以内に確実な診断なしでビタミン剤・星状神経ブロックを頻用するべからず 2)異痛感覚などの神経障害性疼痛を惹起することを考慮する 3)長期観察してからの神経修復は違和感・神経障害性疼痛を残遺しやすい 4)早期確実な診断こそが重要!
※舌神経の位置は「常に舌側高位or,8遠心に乗っかる」場合もあるのでdistal wedge、flapは常に注意する
※麻痺が起きた際はステロイド、ビタミンB12を投与(ATPはエビが少ない)し、記録を「患者」「患者親族」「画像」「手鏡による確認」などをバチリと残す!!
※分割抜歯時には熟練者以外はバーの使用に注意!! 先生のところでは歯冠部、歯頚部エナメル質をタングステンカーバイトで削合し、象牙質に入った瞬間steelfisherburに変えて「舌側切削時におけるエナメル、骨の切削感触」を分からせる。
~~CTN(Clinical Neurosensory Testing)~~ Sunderlandの段階を踏む Level A:Brushstroke direction(筆でさわさわ) 2点分別閾 : 15~20mmでも無理→判別不能、 5mm以内が正常者 Level B:SWテスター Level C :温度感覚(氷、温水(45°)ときにストッピング)、味覚 〜〜〜2〜3ヶ月以内にそろそろ次の準備!!〜〜〜 Level C でも異常 → 全て反応なし →即和歌山県立大に紹介!!!
教授のお話を勝手に解釈すると、、、
世界事情では「神経再生」に対する研究は「歯科のこの分野」においては弱い(数が決して多くない)模様でした。それよりもビジネスを優先とする研究が多いのでしょうかね。。。
理由としては神経吻合して「治った!?」→「原因への訴訟問題」 と発展するので
教授の言葉を借りると「Scavenger」の領域なのかもしれません。。。
ペインクリニック、心療内科など日本には「疼痛・心身的配慮」を行う「科」があることは確かですが「原因探求・原因療法」に対する処置への認識はまだまだ薄いものと自身は思いました。
以前、UCLAでSamuel Lee先生がインプラント治療において「下歯槽神経移動術」を行っていた症例を目にしたことがありますが、技術が「モノを言う」この歯科医療業界。
患者様も術者も安心・安全に様々な処置を「受ける・行う」が可能となる「明るい未来」を創っていきたいものですね!!
いや〜、色々な裏の?事情も聞け、とても勉強になりました!
機会がありましたらパンダさんと神経修復手術の見学に行きたいと思います!
(余談・私事になりますが社会人大学院試験合格致しました!! 4月より5年間! 頑張っていきたいと思います🎶)
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