top of page
  • 執筆者の写真Chihara

2019 ICOI 日本支部総会・学術大会

先日は医科歯科大学にて開催されたICOIに参加してきましたので御報告です!

今回は宮下先生がポスター発表をしました🎶



    ↑開業医からは先生一人のみ!!後は全員医科歯科!!お疲れ様です!



そして2日目の開始です!



以下は内容のまとめです!(少し専門用語入っています)


「歯髄幹細胞を用いた歯髄・象牙質再生治療」:庵原先生 国立長寿医療研究center

 →世界で最初の臨床研究!!

 今後

 1)ナノバブル製法を用いた感染根管処置歯への応用:

    ナノバブルの特徴

      ースミヤー層除去可能,ビッカース硬度不変,EDATA併用による脱灰促進効果

 2)トリプシン処理:歯髄再生の促進(若年者には効果なし)

 3)同種移植:イヌにおいてはDLAタイプ不一致でも同種移植は有効だった。

        MDPSCsが拒絶反応を起こしににくい。→DPSCsを用いた


「歯根膜組織由来間葉系細胞シートを用いた臨床研究」:岩田先生 医科歯科

→新規再生療法の探索:

  1)サイトカイン療法(PDGF-BB,bFGF),2)間葉系幹細胞(MSC)

 ー最初の臨床応用は大阪大学にて角膜上皮幹細胞疲弊症への移植

  テルモ:5枚で1,500万円

 ーヒト歯根膜細胞培養:2011年より臨床研究開始:問題としては抜去歯からの作製となる→同種移植への移行


「次世代歯科治療としての歯の再生」:辻先生 理化学研究所

 再生の流れ1)器官原基法 → 2)再生歯胚の同所性移植 → 3)バイオハイブリッドインプラント→虫歯にならない「生理機能強化型歯牙」

 ・E18由来歯嚢組織をHAコーティングに付与(巻きつける)→埋入→矯正治療できた。→透過型電子顕微鏡にてセメント質,シャーピー繊維を確認。痛覚もc-Fos発現で確認。

 →抜歯窩の歯根膜利用は出来ないのか? → イヌにて実験中


 第一世代:抜歯窩残存 歯根膜利用モデル:メカニカルストレスをあえてかける

 第二世代:培養歯根膜シートモデル



 →2021年ヒト臨床研究開始予定


・・・・・・・・・・・・・・

今後の研究に期待ですね!! ただ自分の感想としては歯科においての神経や歯根膜の再生は恐らく,, 米国ではあまり話を聞くことはないのでビジネスモデルとして成り立つのが難しいからだと思いました。以下個人的意見として

 1)同じ歯牙を再生させる→元々の失った原因(う蝕・歯周病)になる可能性がある

 2)どの治療法であれ感染する可能性はある

 3)同程度の費用を再生療法に払うのであれば「次はもっと感染に強いものでないと,,」

 4)合理的主義から少し外れている可能性がある

 5)歯根膜や感覚があるインプラントだとまた違う問題を起こす可能性もある


と思いました。 今後も注目していきたいと思います!!


そしてその後は所属する勉強会に,,,今週もエンド!先週もエンド!先々週もエンド!まさかの3週連続根管治療でした!!


             ↑NYU

 

      ↑前の職場からず〜〜っとお世話になっている久保倉先生の研修会


      ↑そして所属勉強会の例会にてエンド!


と只管に根の治療でした🎶 日々勉強ですね! 明日は海の日!しかし雨!

また報告致します🎶






閲覧数:194回0件のコメント

Comments


bottom of page