
補綴治療
Dental prosthesis
補綴治療とは
補綴治療とは、歯を失った部分を補う治療のことです。大まかな種類としては被せ物・入れ歯・インプラント等が挙げられます。
抜けたり欠けたりした歯をそのままにしておくと噛み合わせが悪くなるだけでなく、余分な負担がかかる他の歯の寿命にも影響を及ぼします。
また、顎がずれてきたり噛む力が衰えることにより全身の健康へも影響が出てきます。よく噛まずに食事をすることで消化器官に負荷がかかったり、脳への刺激が減って認知症を引き起こす要員にもなりかねません。
歯が欠ける要因に関して
歯が欠ける原因は大きく分けて5つにわけられます。
●虫歯・・・・・見た目ではわからなくても、歯の内部が虫歯菌により脆くなっていることがあります。
●酸蝕歯・・・・酸によって溶けた歯のことです。お酢やスポーツドリンク等をよく摂取していると、歯の表面が溶け、脆くなってしまいます。
●歯ぎしり・・・寝ている間や集中している時に無意識に歯を食いしばったりギリギリしてしまうと、体重の倍程の負荷が歯にかかります。
●噛み合わせ・・歯並びが悪くかみ合わせがずれていると、一部分に負荷がかかりヒビが入り欠けてしまうことがあります。
●外傷・・・・・転んだり、ぶつかったりして外から強い衝撃がかかると歯が欠けたり折れたりする場合があります。
歯が抜けたままにしておくリスク
歯が抜けたまま放置しておくと、お口だけでなく体全体の健康に影響を及ぼします。
●噛み合わせが悪くなり、顎関節症を起こす可能性がある
●今までの噛み合わせに戻ろうと、残った歯が伸び出してしまうことがある
●噛む力が衰え、顔の筋力が低下するので老け顔に見える
●残った歯に余計な負担が増えるため、他の歯の寿命も短くなる
●よく噛めずに飲み込み、消化器官に負担がかかる
●噛む力が衰え、脳への刺激が低下し認知症のリスクが高まる
●歯の隙間から空気が抜けて発音がしづらくなる

歯を失った時の治療法

インプラント
人工歯根を歯茎に埋め込み、その上に上部構造を装着する方法です。
顎の骨とインプラントが結合するため、自然に近い噛み心地が得られます。失った歯単体で制作することが可能なため、周りの歯に負担をかけません。

入れ歯
歯を失った時に第一選択肢となることが多いのが入れ歯です。比較的簡単に製作でき、周りの健康な歯を削る必要がないという特徴があります。
基本的な入れ歯製作の工程は、型取り、噛み合わせ、仮合わせ、セットの四工程となります。








