
5歳〜の口育
5歳を過ぎると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。一番奥に6歳臼歯が生え、前歯が抜け替わり、歯並びの土台が決まっていく時期です。
この時期に「歯並びがガタガタしてきた」「すきっ歯が気になる」「乳歯がなかなか抜けない」とご相談に来られる保護者の方が多くいらっしゃいます。就学前健診で指摘を受けて来院される方もいます。
歯並びは、歯そのものだけで決まるものではありません。鼻で呼吸できているか、舌がどこにあるか、しっかり噛めているか。こうしたお口の使い方が土台になります。湘南鎌倉歯科・矯正歯科では、日本口育士協会の認定口育士6名が在籍し、歯科医師・歯科衛生士と連携してご相談に対応しています。
生え変わりの時期に気をつけたいこと
お口の体操
お口周りの筋肉をほぐす基本の体操です。
①〜④を1日5〜10回繰り返し行いましょう!
①『い』のおくち
②『あ』のおくち
③『い』のおくち
④上唇を下げるようにして唇を閉じ、
鼻呼吸をする





口角をあげて上の前歯だけが見えるように

上下の前歯が
みえるように

口角をあげて上の前歯だけが見えるように

人中を伸ばす意識で
食事
下半身を安定さるとしっかり噛むことができるため、椅子に深く腰掛け足底が床につくようにして座りましょう。足が届かない場合は足台を置いて調整します。
しっかりとよく噛んで食べることが顎の成長や顔周りの筋肉の発達を促進し、噛むたびに刺激が加わることで脳の活性化にもつながるとされています。
柔らかい食事に偏らず、噛みごたえのあるものを取り入れた食事を心掛けるとよいでしょう。
口を使う遊び
笛や風車、風船、吹き戻しなど、口を使う遊びを取り入れてお口周りの筋肉を動かしましょう。

頬杖や猫背などで姿勢が悪くなると、歯並びにも影響を与えます。
また、口呼吸にもなりやすくなるため、お口の機能の低下にもつながります。
クッションで調整するなどして、正しい姿勢が身につくようにしましょう。
姿勢に気を付ける
鼻歌・口閉じテープ
鼻で呼吸をする練習のため、好きな曲を鼻歌で1日10曲歌いましょう。
鼻歌を歌うときは口を閉じ、息を吸うときも口からではなく鼻から吸う意識をしましょう。
鼻が少しでも通っているようなら、お口用のテープで口を閉じるのも鼻呼吸の練習になります。日中の勉強やゲーム、TVを見ている時等集中している時に貼るのがおすすめです。また、自分で剥がせる子は慣れてきたら寝ている時に貼るのも効果的です。
6歳臼歯は、乳歯の奥に生えてくるため「抜けない歯」として見落とされやすく、むし歯になりやすい歯でもあります。溝が深く、生えきるまでに時間がかかるためです。
乳歯が抜けないうちに永久歯が内側から生えてくる、いわゆる二枚歯の状態になることもあります。自然に抜けることも多いのですが、気になる場合はご相談ください。
この時期に歯並びのガタガタやすきっ歯が見られても、すぐに矯正が必要とは限りません。顎の成長とともに整っていくこともあります。当院では、まず今の状態を確認し、「経過を見て大丈夫」「今のうちに関わっておきたい」という区別をお伝えしています。
ここで紹介するのは、あいうべ体操を5歳以降のお子さん向けにした4ステップです。お口ぽかんが続いている、いびきをかく、さ行やた行の発音が不明瞭といった様子があれば、続けてみてください。
口呼吸が習慣になっていると、歯並びや顎の成長に影響することがあります。鼻歌は、お子さんが楽しみながら鼻呼吸を練習できる方法です。
ご家庭で気づけるサイン
・いつも口が開いている(お口ぽかん)
・寝ているときにいびきをかく、朝に口が乾いている
・歯並びがガタガタしてきた、すきっ歯が気になる
・乳歯が抜けないうちに永久歯が生えてきた
・さ行、た行、ら行の発音が不明瞭
・食事に時間がかかる、または丸のみしている
・姿勢が崩れやすい、頬杖をつく
・爪を噛む、唇を噛む癖がある
当てはまるものがあっても、すぐに治療が必要というわけではありません。就学前のこの時期に一度お口の状態を確認しておくことで、その後の見通しが立てやすくなります。

診療の特徴
※年齢はあくまでも目安です。
※発育・成長には個人差があるので、お子さんの様子に合わせて行ってください。
無理には行わず、何かあれば歯科医院などにご相談ください。




