1歳半〜4歳 口育
成人と同じ料理でも、成長や歯の萌出状態に合わせて食べやすい硬さや大きさにするなど工夫することが理想です。
お口の体操
お口周りの筋肉をほぐす基本の体操です。
①〜④を1日5〜10回繰り返し行いましょう!
自分でやるのが難しい子は養育者が指で優しく補助をして行いましょう
①『い』のおくち
②『あ』のおくち
③『い』のおくち
④上唇を下げるようにして唇を閉じ、
鼻呼吸をする
口角をあげて上の前歯だけが見えるように
上下の前歯が
みえるように
口角をあげて上の前歯だけが見えるように
人中を伸ばす意識で
姿勢に気をつける
頬杖や猫背などで姿勢が悪くなると、歯並びにも影響を与えます。
また、口呼吸にもなりやすくなるため、お口の機能の低下にもつながります。
クッションで調整するなどして、今のうちから正しい姿勢が身につくようにしましょう。
食事(乳児食)
食べ物の好き嫌いは、うまく噛んで飲み込めないから苦手になる、ということもあります。
離乳食完了後
乳歯が生えそろった頃(3歳頃)
奥歯が上下左右1本ずつなのでまだ噛む力が弱く、奥歯とはぐきで噛み潰せる大きさと硬さを心がけましょう
乳歯が生え揃うのは3歳頃です。この頃はある程度硬いものや繊維も食べることができるようになりますが、しっかりすりつぶせるのは4歳くらいと言われています。初めは大人の食事よりも少し柔らかめにして、徐々に大人と同じ硬さに近づけていきましょう
食べ方
下半身を安定さるとしっかり噛むことができるため、椅子に深く腰掛け足底が床につくようにして座りましょう。足が届かない場合は足台を置いて調整します。
汁物と固形物を交互に食べると、十分に噛まずに流し込んでしまう可能性があります。流し込んでいる場合が見受けられる場合、汁物と固形物は時間差で出して固形物をしっかり噛んで食べる習慣をつくりましょう。
口を使う遊び
笛や風車、風船、吹き戻しなど、口を使う遊びを取り入れてお口周りの筋肉を動かしましょう。
※開始時期や年齢はあくまでも目安です。
※発育・成長には個人差があるので、お子さんの様子に合わせて行ってください。
無理には行わず、何かあれば保健師さんや歯科医院などにご相談ください。