
1歳半〜4歳 口育について
1歳半から4歳ごろは、乳歯の奥歯が生え始め、離乳食から幼児食へと移っていく時期です。
この時期のお口の使い方は、その後の歯並び、呼吸、発音の土台になります。
お口がぽかんと開いている、よく噛まずに丸のみしている、食べこぼしが多い、寝ているときにいびきをかく。こうした様子が気になる場合、お口の機能が育つ途中でつまずいているサインかもしれません。
湘南鎌倉歯科・矯正歯科では、日本口育士協会の認定を受けた口育士6名が在籍し、
歯科医師・歯科衛生士・保育士と連携しながら、お子さんの成長に合わせたご提案をしています。
成人と同じ料理でも、成長や歯の萌出状態に合わせて食べやすい硬さや大きさにするなど工夫することが理想です。
お口の体操
口呼吸が続くと、唇や舌の筋肉が使われにくくなります。ここで紹介するのは「あいうべ体操」
を1歳半〜4歳向けにした4ステップです。お口を閉じる力と、鼻で呼吸する習慣を育てます。
お口周りの筋肉をほぐす基本の体操です。
①〜④を1日5〜10回繰り返し行いましょう!お口ぽかんが続いているお子さんにも取り入れやすい体操です。自分でやるのが難しい子は養育者が指で優しく補助をして行いましょう
①『い』のおくち
②『あ』のおくち
③『い』のおくち
④上唇を下げるようにして唇を閉じ、
鼻呼吸をする





口角をあげて上の前歯だけが見えるように

上下の前歯が
みえるように

口角をあげて上の前歯だけが見えるように

人中を伸ばす意識で
姿勢に気をつける
食事中に姿勢が崩れやすい、椅子でもぞもぞしてしまう。そうしたお子さんは、体が安定せず噛む力が入りにくくなっていることがあります。頬杖や猫背などで姿勢が悪くなると、歯並びにも影響を与えます。
また、口呼吸にもなりやすくなるため、お口の機能の低下にもつながります。
クッションで調整するなどして、今のうちから正しい姿勢が身につくようにしましょう。
食事(幼児食)
幼児食に進んでも、丸のみが続いたり、いつまでも口にためて飲み込まなかったりすることがあります。食べ物の固さや大きさが、今の噛む力に合っていないのかもしれません。食べ物の好き嫌いは、うまく噛んで飲み込めないから苦手になる、ということもあります。
離乳食完了後
乳歯が生えそろった頃(3歳頃)
奥歯が上下左右1本ずつなのでまだ噛む力が弱く、奥歯とはぐきで噛み潰せる大きさと硬さを心がけましょう
乳歯が生え揃うのは3歳頃です。この頃はある程度硬いものや繊維も食べることができるようになりますが、しっかりすりつぶせるのは4歳くらいと言われています。初めは大人の食事よりも少し柔らかめにして、徐々に大人と同じ硬さに近づけていきましょう
食べ方
下半身を安定さるとしっかり噛むことができるため、椅子に深く腰掛け足底が床につくようにして座りましょう。足が届かない場合は足台を置いて調整します。
汁物と固形物を交互に食べると、十分に噛まずに流し込んでしまう可能性があります。流し込んでいる場合が見受けられる場合、汁物と固形物は時間差で出して固形物をしっかり噛んで食べる習慣をつくりましょう。
口を使う遊び
4歳を過ぎても指しゃぶりが続いている場合や、さ行・た行・ら行の発音が不明瞭な場合にも、お口周りの筋肉を使う遊びが役立ちます。笛や風車、風船、吹き戻しなど、口を使う遊びを取り入れてお口周りの筋肉を動かしましょう。

ご家庭で気づけるサイン
✔︎いつも口が開いている(お口ぽかん)
✔︎寝ているときにいびきをかく、朝に口が乾いている
✔︎食事に時間がかかる、または早食い
✔︎食べ物を口にためて、なかなか飲み込まない
✔︎よく噛まずに丸のみしている・くちゃくちゃと音を立てて食べる
✔︎食べこぼしが多い
✔︎水やお茶で流し込んでいる
✔︎4歳を過ぎても指しゃぶりが続いている
✔︎さ行、た行、ら行の発音が不明瞭・食事中に姿勢が崩れやすい
当てはまるものがあっても、すぐに治療が必要というわけではありません。
成長の過程で自然に整っていくこともあります。
気になることがあれば、まず今の状態を一緒に確認するところから始めます。
「これは様子を見て大丈夫」「これは今のうちに関わっておきたい」という区別をお伝えするのも、私たちの役割だと考えています。
※開始時期や年齢はあくまでも目安です。
※発育・成長には個人差があるので、お子さんの様子に合わせて行ってください。
無理には行わず、何かあれば保健師さんや歯科医院などにご相談ください。







