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​どうしてむしばになるの?

お口の中には、たくさんの細菌が住んでいます。その中の一つに虫歯の原因菌があります。

お口の中の虫歯菌が、飲食物の中の砂糖を栄養にして表面にネバネバとした物質をつくります。そのネバネバの中に虫歯菌や他の細菌が住みつき、どんどん増えていきます。これを歯垢(プラーク)といいます。

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歯垢(プラーク)に住む虫歯菌たちは、食べ物の中の「糖質」を材料に酸をつくり、この酸が次第に歯の表面のエナメル質を溶かしはじめます。

この酸によってお口の中は酸性に傾きますが、唾液中の成分によって正常な状態に保とうとする力が働きます。

通常であれば唾液の効果によって溶けたエナメル質が修復されますが、時間を決めずちょこちょこと食べていると修復が間に合わず、虫歯になりやすくなります。

しかし、プラークはをしっかり除去するには物理的に

衛生状態を保つには歯科医院でのプロケアだけでなく、日々のホームケアが重要となってきます。

マタニティ
マタニティ

マタニティ期

妊娠中はつわりや女性ホルモン分泌増加により口内環境が悪化しやすくなります。​つわりでケアが十分にできないときは、工夫をして口腔内を清潔に保てるようにします。

●食後にブクブクうがいをし、体調が良い時に歯磨 

 きをする

●歯磨きができない時は洗口液で清潔に保つ

​●奥まで負担なく届くヘッドの小さいブラシを使う

生まれたばかりの赤ちゃんのお口に虫歯菌はいません。

虫歯菌は唾液を介して周りの人から移ります。虫歯になりにくいお口に育てるには、母親だけでなく家族全員のお口の状態を清潔に保つことが大切です。

歯の親子

歯が生えるまで

歯が生える前からふれあいの延長でお口周りに触れられることに慣らしておくことで、今後の歯磨きの際の抵抗感を減らします。

清潔な手で頬や唇の周り、歯茎に優しく触れ、

​同時に歯が生えているか口の中を観察します。

赤ちゃんの睡眠
0〜2
子供

歯が生えてから0歳〜2歳

歯が生えてきたら自分でカミカミブラシや歯ブラシを持たせ、お口の中に歯ブラシをいれることに慣れさせます。

その後はしっかりと養育者が仕上げ磨きをします。1日1回以上、特にお休み前に行うと良いです。

上唇小帯
上唇小帯

上の前歯の間にある上唇小帯に歯ブラシが当たると痛くて嫌がる原因になるので、指で優しくガードしながら磨きます。

寝かせ磨き

​寝かせ磨きで力をいれず細かく磨きます。慣れない子は、まずはスキンシップとしてお顔周りを触って慣らします。

歯質を強くするためにフッ素配合(1000ppm以下)のジェルの使用をおすすめします。

 

使用目安・・1〜2mm程度の量(赤ちゃんの切った爪くらい)

0歳 フッ素
3〜5
若い女の子

3歳〜5歳

手先が器用になってくる時期なので、自分磨きの練習もしていくと良いです。(その後は必ず養育者の仕上げ磨きをします)

食べたら磨く・フロスを通す習慣をこの時期から付けていくと◎

歯質を強くするためにフッ素配合(1000ppm以下)

の歯磨材の使用をおすすめします。

 

​使用目安・・5mm程度の量。

すすぎ・・・水は10mlくらいの少量で1回

3歳 フッ素
気付き
6〜
読書をする少女

6歳〜12歳

永久歯への生え変わりがはじまると、高さや歯並びが凸凹になり磨きにくくなり、さらに間食など養育者の管理も行き届きにくくなるため虫歯のリスクも増えてきます。

永久歯は一生使っていく歯なのでこの時期からの自分磨きをしっかりできるようにします。ただし、自分で磨けるようになる中学年くらいまでは仕上げ磨きを続けていきましょう。

歯質を強くするためにフッ素配合(1500ppm以下)

の歯磨材の使用をおすすめします。

 

​使用目安・・1.5〜2cm程度の量。

すすぎ・・・水は10mlくらいの少量で1回

6歳 フッ素
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